ヘマタイトとはギリシャ語で「血の石」という意味。
黒っぽい石なのですが、研磨すると銀色の光沢を帯びるので、鏡の代用とされたり、「黒ダイヤ」として売られたこともあります。
さらに傷を付けるとそこだけ赤くなるため、この名が付けられました。
ストーンヒーリングの分野では一貫して「血液」関係の治療によいとされてきました。
血止め、血の巡りの改善、貧血や月経不順の予防。
生理痛の時は下腹部にかざすと痛みが和らぐという方もいます。
冷え性、精力減退、眼の充血にもよいでしょう。
生命エネルギーを高めるので、自然と活力と自信をもたらします。
古代エジプトでは、頭部につける守り石は常にヘマタイトだったとされ、古代ローマでは兵士達の戦闘の護符として用いられました。
その赤い色ゆえか、戦いの神マルスに関連づけられました。
現代では戦争などあっては困りものですが、スポーツの試合などでは良きお守りになってくれることでしょう。
危険から身を守る邪気祓いの石としても期待できます。